忍びの国

 こんにちは、東望大久保医院の大久保 仁です。

 台風3号はそれほど被害なく行ってくれて助かりました。当院は長崎水族館が見える橘湾沿いにあるのでいつも台風が来るとなるとひどいときは土嚢を出してきて備えをしなければならず、準備が大変なんです。

 話は変わりますが、先日、映画「忍びの国」を観てきました。原作(作者は「のぼうの城」の和田 竜)も読んでいて、大変面白かった(個人的には主人公の忍者、無門のキャラクターが好きでした。)ので、ぜひ観たいと思っていました。主役の「無門」は「嵐」の大野くん(私の奥さんが、いぜん、「嵐」のファンでしたので車などで「嵐」の歌をよく聞かされていました)が演じていましたが、「怪物くん」みたいにならなきゃいいなと思っていました。感想は、「大野くんやるじゃない」、なかなか飄々とした「無門」らしい好演だったと思います。

 無門は、自称「伊賀の国一の忍者」で、その技は伊賀一を言うだけあるずば抜けた忍者です(が、他国からさらってきた奥さんには非常に弱い)。対する織田信長軍(実際の総大将は息子、織田三介信雄)は数万の大軍で雲霞のごとく攻めてくるのです。筋を話すと興味がなくなる方もいますので、、、。

 私は昔、NHKの人形劇で、「里見八犬伝」とか「真田十勇士」が大好きでした。真田十勇士の中では、ニヒルな「霧隠才蔵」が好きでした。この才蔵が実は伊賀者で、個人主義、実力主義的は感じで、才蔵とは対照的に仲間思い、主君思いの「猿飛佐助」とは好対照の存在でした。ちなみに、佐助は甲賀者(現在の滋賀県=昔の近江国で甲賀の里と伊賀の里は山に隔てられているが、近接している)です。映画を見て思ったのは、やはりその土地の環境で人々の気質なども大きく変わるのだなあと。

 なんにしろ、「忍びの国」星3つ、でした。おすすめです。