インフルエンザ予防接種について

依然としてワクチンの入荷が難しい状況となっています。
今後も入荷のめどがたっていないのが現状です。。

現在は入荷次第のご連絡ということで予約を受けている状況です。
ご希望される方は、直接当院にお電話をください。
お電話のみで対応させていただいております。

095-839-8811 東望大久保医院

「発酵」その①

こんにちは、東望大久保医院のHPにようこそ!

以前ちょこっと話題にしました「発酵」について本日はちょっとしゃべらせていただこうかなと。
私が「発酵」に興味を持ったきっかけはパン作りだと思います。
家庭用のホームベーカリーで自己流で作っていたパンに『発酵の具合ってこんなものなのかな?』と疑問を持ち、ネットで調べて個人宅でパン教室をされている先生を探しました。
そこで私の人生を変えるほどの先生と偶然にも出会うことができ、すっかりパン作りに目覚め、はまりました。もう13年ほど前のことです。
ドライイーストは砂糖や塩に手伝ってもらいながら確実に小麦粉を発酵させパン生地にしてくれる安定した便利なものです。
教室に通いだし、ドライイーストで作るパンであれこれ作れるようになると、
パン教室では使いませんでしたが自宅で天然酵母を使って焼いたりもできるようになりました。天然酵母と一言で言っても、ホシノ天然酵母やあこ天然酵母などドライ状態になっているものを温度管理をして自分で元種となる酵母を作り育てるものもあれば、
キッチンに転がっているリンゴやみかん、柿、イチゴなど食べるために用意しいていた果物を水に漬けて果物に付着している酵母や我が家の空気中にいる酵母を使って自分で起こすこともあります。
そんな現象が私にはとても楽しくて『発酵って面白いな~♪』と興味をもちました。
思い起こせば、パン作りより前にカスピ海ヨーグルトを作り続けていたので、菌は身近なものの感覚はあったのかなと思います。
自分で起こす天然酵母は季節や果物の種類によってはうまくいかないこともあります。そんな時はカスピ海ヨーグルトを少し使って発酵を手伝ってもらったりもします。
ドライイーストを使うパンは、こねてから焼き上がりまで2時間半~3時間ほどですが、天然酵母を使ったパンはほぼ丸1日かかります。昼にこね始めたら焼き上がりは翌日のお昼といったようなことです。2回にわたって発酵をさせるのですが、特に1回目の発酵に10時間とかかけたりします。今のように寒い時期は発酵器を使ってもやはり時間がかかります。けれど、味わい深く小麦粉の味を感じることのできるおいしいパンができあがるんです。
イチゴ酵母を使って焼いたパンは、ほんのりイチゴの香りがします。
リンゴ酵母を使って焼いたパンはほんのりリンゴの香りがします。
レーズン酵母はとても元気がよく、癖のないパンが焼きあがります。


今日は「発酵」の話というよりパン作りのお話になってしまった・・・つまり・・・カスピ海ヨーグルト&パン作りが私の「発酵生活」の始まりだっていうお話でした。

みなとメディカル便り☆掲載の巻

みなさん、こんにちは。東望大久保医院のHPにようこそ!

長崎みなとメディカルセンター(旧長崎市民病院)が発行している患者さん向け広報誌【みなとメディカル便り第29号 2017.11】に当院の紹介が載っています。
広報の方がわざわざ当院まで出向いてくださって職員全員での集合写真を撮ってくださり、
しっかりみんなで笑顔!
考えてみたら全員で写真なんて撮ったことがないな~と。
思わず私たちが記念になりました。

40年近く当院で医療をしてきた理事長&副院長がデ~ンと写っていて、
これから当院を継承していくであろう院長が最後列で顔だけヒョコッと出している、その周りを女性スタッフが囲んでいる・・・そんな構図が私は気に入っています(笑)。
この冊子をどこかで手にされたらぜひチェックされてみてください。
当院受付前にも置いてあります。
ご希望の方はどうぞお持ち帰りくださいね☆

みなさん楽しい週末をお過ごしください。MOでした。

 

今日は「カスピ海ヨーグルトの日」

ようこそ、東望大久保医院のHPへ。

『今日は何の日かな~?』と調べてみたら、カスピ海ヨーグルトの日でした。
日本にカスピ海ヨーグルトをもたらした家森幸男京都大学名誉教授と、
カスピ海ヨーグルトを製品化したフジッコが制定。
2006(平成18)年のこの日、カスピ海ヨーグルトの純正種菌の頒布活動が100万人に達したそうです。

実はこのカスピ海ヨーグルト、私は15年前にどこかで手に入らないかと探し(その頃は簡易に手に入らなかったんです)、カスピ海ヨーグルトを使ったムースを販売し始めたという噂をきいたホテルニュー長崎のケーキブティックに電話をし、譲っていただけないかと聞いたことを思い出します。
快く「どうぞ!」とおっしゃっていただき、そそくさといただきにいきました。
それから我が家では10年は食べ続けました。腸内環境として同じ菌ばかりはよくないと聞き、
それからは同じヨーグルトでも違う菌のものを自分で発酵させています。
色々試しましたが、私が好きなのはやはり癖のない「カスピ海ヨーグルト」
「マコーニヨーグルト」です。
で、今月になってはまっているのが「蔵王山麓のヨーグルト」です。
なかなかしっかりした菌のようで、発酵器を使うとうまく作れます。

そう私・・・発酵器を2つ所有する発酵大好き人間でして・・・。
今度は私の発酵履歴でも書かせていただこうかな・・・。止まらないかも(笑)。

漢方

 こんばんわ、東望大久保医院の大久保 仁です。

 先週の日曜日、大野 修嗣先生(クリニックを開業されていますが、国際東洋医学会の理事である、漢方では高名な先生)の漢方セミナーを受講して参りました。今回、2回目。

 1回目のテーマ 気血水と恒常性維持機能

         『気逆・気鬱・気虚』

         『瘀血(おけつ)と血虚』

         『水毒』

          痛みと漢方

 今回のテーマは 「生薬の組み合わせ」

          治療原則

          風邪と漢方       でした。

 私の母(当院の大久保喜久子先生ですが、)の書棚には漢文の傷寒論や、なんたら生薬の本などがけっこうたくさんあります。

 以前も盗み読みしていたんですが、今は内科的疾患も診察させていただく機会がありまして、今度は堂々と読ませてもらっています。

 「外科医だから、漢方なんて」と思う方もいるかもしれませんが、漢方的な考え方は実は臨床的な外科医からすると、いわゆる西洋医学的内科医(こう言う呼び方が適当ではないとも思うが)と対比すると、病態に対する考え方がしっくりくることが多々あるように思います。特に『傷寒論』で述べられているインフルエンザなどを代表するウイルス感染症に対し経時間的に病態を考察していくさまは、まさにサイトカイン(感染や、炎症の時のサイレン的な物質)の変化などを想定していたのではないか、と思えるほど(中国の歴史も好きなんです。)です。侵襲学マニアとしては美味しすぎます。完全にオタクですいません。

 私の高校の先輩であるU先生も、以前、「けっこう漢方にはまっている」的なことを言っておられ、「あ、やっぱり」と納得しています。

 私は、手術という手段も、西洋医学的思考や薬も、漢方も、患者さんとともにその悩みを解決していく時の道具の一つ、より習熟したいと願う、この頃です。