博多祇園山笠

 こんにちは。東望大久保医院の大久保 仁です。朝からゲリラ豪雨、満潮時で川の色が土砂色。豪雨と満潮・干潮の時間は水害に重要な要素ではないかと常々、満潮・干潮を確認しています。

 先週の乳癌学会のもう一つの目玉ですが、ちょうど学会の日程が博多祇園山笠と重なっていたので、朝早く起きて学会前に櫛田神社の近くまで追い山見物に行って来ました。学生時代、先輩が山笠(おそらく流れの区域にお住まいだったと思われるので出ておられたと思うのだが)に誘ってくれたが、なんかの都合で行けなかったのでいつか直に観て見たい、と思っていたんです。

 すごい人でした。「祇園」山笠ですから、夏の邪気(病気)払いのお祭りですよね。始められたのは平安時代末期から鎌倉時代くらいでしょうか。素戔嗚尊(スサノオノミコト)が櫛田神社の祭神ですから、天照大神の弟で荒ぶる神、素戔嗚尊に「どうか病気にならず無事に過ごさせてください」てな感じで始まったのでしょうか。

 時代は流れ、戦国時代、天下統一を目指す豊臣秀吉率いる上方の軍勢がその頃九州を統一しつつあった、薩摩の島津氏の軍勢と戦い、上方勢が勝つんですが、その時、博多近辺が火災で燃えたあと、秀吉による博多の新たな町普請が行われたようです。その時の都市計画で、〜流れができたと聞いています。秀吉の時から飾りが豪華になったんだろうと思います。

 かなり人が多く、近くでは見れませんでしたが、博多の熱い心を見れた時間でした。