オープンシステム

 こんにちは。東望大久保医院の大久保 仁です。

 医業継承に暗雲は立ち込めていますが、お助けしていただいている方のお力もあり、なんとか少し光明も見えるかもしれない、というところは変わらない状況です。

 当院の前途はまだまだ予断を許さないとしても、病気でお困りの方はいらっしゃり、私もできるだけその様な方のお力になりたいと思って日々の診療を行っています。

 来週、地域基幹病院にて、私、1例目のオープンシステムを利用した手術を行うことになりました。

 オープンシステムとは、開業医が地域基幹病院の手術室や入院施設を使わせていただき、その病院の先生と一緒に、または連携して手術を含め、治療を行う仕組みのことです。

 日本以外の国では通常のシステムとして行われていますし、本邦でも少しづつ行われている地域もあると聞いています。

 このような方法は、患者さんにとってはとてもいい方法と考えます。

 なぜなら、複数の視点で、患者さんの病態、問題点をみることができ、専門家や医療チームが意見を交わしながら、かつ、患者さんの意向も反映させながら治療方法を選択できるからです。

 こういうシステムが、珍しくなくできるような地域になればいいなと思っています。