【あびき】とは??

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あっという間に春になりましたね。
桜の開花宣言も長崎はどこよりもはやかったそうで、
あちこちで桜を見ることができています。

さて、昨晩の長崎駅あたりの浸水、ご存じですか?
【あびき】現象というそうです。

【副振動(あびき)】とは、短い周期で海面が大きく上下する現象で、
長崎市では昨晩午後8時40分ごろから午後9時20分までに約30分周期で
最大105センチの高低差を観測したと長崎市消防局より発表されました。

 副振動は高潮や津波とは異なり、
海面上の気圧の振動などが原因で発生すると考えられている海面の昇降で、
冬から春にかけて、九州西岸の入り江などで高低差が大きくなりやすいそうです。
長崎港では21日午後8時35分が大潮の満潮で、
そこに副振動による海面上昇が重なり、潮位が異常に高くなったとみられるとのこと。

 浦上川沿いの稲佐地区や市中心部の銅座地区が一時冠水し、
JR九州長崎線の浦上―長崎間で線路が冠水したため、
午後8時45分ごろから約1時間半、運転を見合わせていました。

実はこの時、次男が乗っている市内を走る路面電車が冠水に遭い、
路面電車はストップ、あたりの電気も消えていたそうです。
夜のテレビのニュースには息子の乗った路面電車がまさしく映り、
立往生する電車がしっかり報道されていました。
息子によると、あふれかえった水は引いていくのも早く、
思ったよりも電車が動き出したのは早かったと。

長崎の地形ならではの現象でしょうが、息子は貴重な体験をしたようです。